2013年02月19日

思い出の一品



卵の袋煮です。

寿しあげを破らないように開けて、卵を入れ、爪楊枝でとめて、

お煮しめの様に煮ます。


私(嫁)は高校時代、大浜町のとある下宿に住んでまして、

お弁当に毎日この卵の袋煮が入っていました。

この卵の袋煮は、お世話になった下宿のおばさんの思い出の一品なんです。

高校を卒業してからも帰省した時会いに行ったり、

子供が生まれてからも伺いました。

しかしある時から、年賀状の返事が途絶え、

体調でも悪くなられたのかな・・・と思ってました。

しばらく疎遠になってしまいました。

そして数年前、たまたま通りかかった道沿いの葬儀の案内板に

おばさんの名前を見つけました。

これもご縁だったんでしょう。

後日、下宿していたお家にお参りに伺いました。

その時、おばさんの娘さんから形見分けに・・・とくださったのが、こちら。



5cm程の陶器のかわいらしいおばあちゃんの置き物です。

今も、タンスの中に大事にしまってあります。
  
タグ :袋煮


Posted by おいまつ商店  at 19:32Comments(23)食べ物